ガラス製の靴型ボタン。
去年8月のフランス、レースとボタンを集めている女性から譲ってもらった。
19世紀から20世紀にかけて作られたこの釦、状態がとてもいい。
フラッと立ち寄った彼女のお店は古い裁縫アイテムでいっぱい。
しかしながら蚤の市でバラバラで置いてある様ではなく、整った状態で。
いろんな釦が陳列された棚の端っこにある釦に目がゆき手にする。
彼女が「それ私も好きなのよ」的なことを言う。
こんな靴型のものはまだ他にあるのか聞いてみる。
彼女は言う、
「花やシェルのものはあるけどこれはないわ」
他のものと纏めて50ユーロほど手渡した。
なんとなく、イヤリングにしてみる。
たったひとつの靴のイヤリング。
katayama