唯一無二の足し算
2016.09.09etc
こんにちは。
アンティーク、ヴィンテージと聞くとみなさんはどんな印象をもたれるでしょうか。
昔に誰かが使用していたもの、使い古されたもの…
そんな印象の方も少なくないと思います。
一方「価値」という観点から見る方は、
誰も持っていない唯一無二だから…という風に思うでしょうか。
そして、現世には真似のできない「雰囲気」が好きな方もいらっしゃると思います。
私は学生時、ポールウェラーを追いかけてレーヨンシャツを買ったことがヴィンテージの出会いでした。
当時50、60年代以前のリーバイスには手が出ず、割と安価の80年代赤耳501を履いてはUKロックを聴く日々。。
20年以上も前になりますでしょうか。
新品にはない、独特な雰囲気に取り付かれていった時です。
そこからの年月、いろんな物に触れてきましたが、
ヴィンテージ、アンティークに対してはより特別な思いを抱くようになりました。
数が少なく、なかなか見つかりにくくなってきていることもあるかと思います。
ベルカルテ旅を通していろんな物を探してきますが、
特に一点物が皆様の手に渡っていく瞬間、特別な嬉しさがあります。
今回ご紹介するのもそんなひとつひとつが特別な品ばかり。
この秋の装いに、足し算になっていただければ幸いです。
ヴィクトリア女王がこよなく愛したジェットのブローチです。
ジェットとは、長い年月を経て海底でできた木の化石。
そのためとても軽く、扱いやすい物です。
もともと艶のない物ですが、デザインされ磨かれたところだけに艶がある厳かな雰囲気です。
これからのニットに相性いいですね。
Jet brooch
1890年代 Victorian England
¥8,000 + tax
こちらも同じくジェットトップのネックレス。
小さめのトップが、ニット、ワンピースに最適かと。
チェーンは70cm真鍮使用、調整可能です。
Jet necklace
1890年代 Victorian England
¥7,500 + tax
ドイツヴィンテージを探して、近年ほぼ見なくなったグランパタイプのワークシャツ。
イン跡のグラデーションがまた良いです。
ワイドパンツにも相性よく、10月以降のインナーとしてもいいですね。
これはとっても希少です。
芯跡があるので60年代以降かと。
Work shirts
1960年代 Germany
¥14,000 + tax
ブルーワークコートは実用よく、ベルカルテでもよく用意しますが、
これはグレー。
オーバーサイズですが、生地感がとても良い状態にクッタリしているので格好よくいけると思います。
ミモレのスカートに雰囲気よく合いました。
Work coat
1970年代 Germany
¥12,000 + tax
水牛の骨を彫刻して作られたボーンタイプのイヤリングです。
マットな表情は、「輝かない」という良さがあります。
控えめで、落ち着きがあり、でもしっかりコーディネートのひと役を担ってくれる表情です。
Born ivory earring
1940年代 England
¥5,500 + tax
縞模様が特徴的なアゲートブローチです。
鉱物自体に雰囲気があるので、シンプルな装いの中、さりげなく身につけられると良いですね。
帽子の飾りにもよく、マチュアーハのフリーハットに最適です。
Agate brooch
1930年代 England
¥6,000 + tax
私が買い付け旅から帰ってくると、チエさんが目を輝かせてアンティークチェックをしますが、
鞄に関してはとても厳しく、初年度の採点は50点。。
年々ビクビクしながらハンティングしていますが、その中でも合格点をいただいたひと品です。
「CORDE」は1930年代から1940年代にかけてシルクで作られたイングランドブランド。
編み方で模様を作るとても素敵なデザインです。
クラシカルな雰囲気の足し算になると思います。
Corde hand bag
1960年代 England
¥16,000 + tax
細かなビーズワークで仕上げられているポシェット。
ベースベージュにグレーライン…と、泥臭くなりすぎないように洗礼されています。
ただただ、素敵な品です。
Beads pochette
1920年代 England
¥13,000 + tax
遥か昔の異国の地からベルカルテへ。
ベルカルテから皆様のお手元に。
それでは。
katayama
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