黒を愉しむアクセサリー
2019.10.24Accessory
日に日に秋を感じさせる落ち着いた気温に
装いも一枚着から重ね着が楽しめる頃合いとなりましたね。
この季節の装いにより良く馴染むアンティークアクセサリーは
落ち着きのある黒をチョイスしたい気分。
首元、胸元、耳元、指先。
何処にブラックを足し算しましょうか。
まずはジェットのブローチ。
ジェットは古代の松や柏などの木が長い年月と共に黒く化石化したもので
その昔、エリザベス女王が喪に服した長い期間に身につけていた
アクセサリーのひとつの素材とされています。
黒い装いに黒いジュエリー、その習わしが流行し
イギリス、ウィットビーで産出されたジェットが
広く親しまれていったそう。
螺旋状に手彫りされた柔らかな表情の縦長ブローチは、
羽織りものやトップスに。
ハットなどの被りものにも似合いそうですね。
ジュエリーとはひと味違うアクセサリーのひとつの楽しみ方ですね。
Whitby Jet Blooch
Victorian England
¥12,800 + tax
襟元を飾るにふさわしい花を形どったブローチもジェット。
女性的でありながら格好良さをもまとった
漆黒のバラ。
天然資源からなる素材を象徴するかのような
荒削りの裏表情も完璧に作られる現行のアクセサリーとは違った魅力を感じます。
Whitby Jet Blooch
Victorian England
¥13,800 + tax
艶やかなその表情は凛々しくもあり
さりげにダイヤ柄にカットされた
可愛らしさも感じるデザインのガラスの黒ブローチ。
ガラスでしか出せない厳かな雰囲気を
ブランケットやストールなどでカジュアルに楽しんでもらいたいですね。
French Jet Blooch
1900's France
¥12,800 + tax
ネックレスも黒ガラス。
淡いトーンに映える、漆黒のガラスネックレスは
やや長めのスタイルが上品なイメージ。
アウターからちらり覗くバランスが素敵です。
French Jet Necklace
England
¥9,000 + tax
なだらかな曲線がノルウェーのデザイナー、デビットアンデルセンらしい
シルバーのイヤクリップ。
葉脈のないアンデルセン、初めて届きました。
プルッとしたエナメルに光が当たった時
水々しさをも感じますね。
柔らかな印象の黒、ギャップが楽しいイヤクリップです。
David Andersen Enamel EarCrip
1955 Norway
¥16,800 + tax
サファイヤの格好良さにクリスタルガラスの華やかさが相まった
クラシックな爪留のリング。
中間色に合わせることでより良く黒が映えますね。
ほぼ黒いように見えて実は深いブルー、
光に透かした時だけ違いの分かる持つ方だけの特別な楽しみ。
9K Gold Glass Sapphire Ring 9号
1968-69's London
¥34,000 + tax
ジェットのリメイクリングは
元はブレスレットだったものを解体しています。
マットな質感のジェットとスクエアの形
ひとつだけ身につけたい落ち着きある遊び心。
花を形どったタイプも。
KARTE Ring
Victorian England
¥4,000 + tax
黒い装いにはもちろん相性の良い黒いジュエリーですが
相反するカラーや中間色との合わせが素敵に身につけていただけそうですね。
いくつ年を重ねても
女性らしく、アクセサリーを楽しんでいきたいですね。
kosaka
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