ヴィンテージ、それとヴィンテージテイスト
2021.09.24Wear
この秋、新たなウェアブランドが仲間入りします。
「 BRENA(ブレナ)」
古き良きヴィンテージのウェアをベースにしながら、
テーラーメイド、ワーク、ミリタリーそれぞれの落とし込みを、独自の解釈で提案しているユニセックスの品々です。
本来の " ヴィンテージ " というカテゴリーは、
一点物の価値、オールドクロスの良さ、ディテールの細かなこだわり等、それに個性が伴って特別な雰囲気がそこにあります。
状態、サイズの良いものに出会えると嬉しいものです。
そんな古き良きを今の解釈でデザインされているブランドはとてもたくさんありますが、
このブレナ、まず縫製、素材、生地がとても良いこと。
それからデザイン。
ヴィンテージを思うディテールの置き方がちょうどよく、
スタイリングに使いやすく完成度が高いです。
今、というよりこれからずっと着ていきたいと思える洋服。
そんな印象を持っています。
今回、まずはビユードから展開していきます。
19世紀から20世紀初め頃のフランスで、馬商の方々が仕事着で着ていた服の形です。
アトリエでの作業着としても好まれていた、動きやすく軽めの衣類でもあります。
形はスモックのようなワンピースタイプ。
ボリュームがあるシルエットが素敵で、一枚で楽に過ごせます。
触り心地は滑らかで、細い糸で高密度に織られたインディゴ染めの生地。
時折見られるムラやネップの表情がとても良い雰囲気に魅せてくれます。
素材はコットンとリネンが半分ずつ。
後の経年変化も楽しめそうです。
袖のギャザーピッチの良さ、それとドロップした袖からギャザーの効いたシルエット。
可愛くもあるのですが、生地が薄地なので着ていくたびにボリュームが程よく落ち着き
ゆったりと楽な印象で使えます。
当時の時代特有のバンドカラーも合わせやすい要素。
整った首回りから伸びる長めの着丈バランスが様になる一枚です。
それと今回のビヨードはちょっと特別、
ベルカルテの別注仕様になっています。
ボタンは本物のヴィンテージボタンに変更。
20世紀初期フランスのボタンを襟、袖に使用しています。
少しでも雰囲気を楽しんでいただければ幸いです。
BRENA Biaude ベルカルテ別注
Japan
¥31,900 (29,000)
そして、
整いが完了した本来のヴィンテージも少々。
1920年から1930年頃、フランスで作られたレースドレス。
今で言うシャツワンピースのような一枚。
状態も良く、着丈の長い白は重宝すると思います。
これから先のレイヤー使いにも良いアイテムです。
Vintage Dress
France 1920's - 1930's
¥19,580 (17,800)
もう一枚はハリがふんだんに残っているチュニックシャツ。
こちらは1940年から1950年頃、フランスで作られた品。
当時はインにしたりしても出ないように、後ろ身頃が長く作られていた品をよく見かけます。
今のファッションでは当たり前のことも、当時の仕事での使いやすさを考えて仕立てられた雰囲気ある品。
Vintage Tunic shirts
France 1940's - 1950's
¥21,780 (19,800)
ヴィンテージの要素を楽しむことも、ヴィンテージ 自体を楽しむことも自由。
ファッションの楽しさは尽きないものです。
個性と実用性と。
お楽しみください。
katayama
category : Wear