イングランドの冬コート
2021.11.29Wear
底冷えする時間が増えてきた頃。
イングランドより待望のコートが到着しました。
「 LONDON Tradition ロンドントラディション 」
イタリアの上質なウールメルトン地、ロンドンの熟練した腕利きの仕立て屋。
出来上がった一枚一枚は、優しく身体を包み、何よりも暖かく、
背筋が伸びるような上品な佇まいをもたらしてくれます。
今冬、新たに加わったmina coat。
チェスターコートの形がラインナップです。
前立てとして大きく開いた襟元。
ジャケットのような感覚で羽織れる一枚は、
メルトンとは思えないくらい軽く、前開きのままラフな印象で使えます。
ゆったりした腕まわりは、ニット等ローゲージ編みにはもってこい。
かさばることなく、快適に重ねることができます。
色味はグレージュの柔らかなものと、シックなブラックの2色。
インナーから見えるカラーニットとの相性はとても良いですね。
このサイドに大きく入ったスリットはとても重要で、
動きやすさに役立っていることはもちろん、
見た目に重さを感じさせないために良いバランスをとっています。
厚いタイプではないこのメルトン生地、
ボリュームが増して見えずエレガントに魅せてくれますね。
LONDON Tradition mina Coat
England
¥74,800 ( 68,000 )
そして今年もまたこのノーカラーが揃いました。
いろんなコートを見てきましたが、
この一枚は本当にいいです。
生地は先の記述どおりの高品質。
mina のタイプより生地厚にもかかわらず、ソフトに当たる軽量感。
本来、メルトン生地は重く密度が詰まるほど防風で防雨の機能を発揮するものですが、
日常使いでそんな重いものは要りません。
このノーカラーに採用している生地は、
機能と使いやすい軽さのバランスを
ちょうど良いところでまとめているんですね。
実用的な…という言葉にぴったりです。
そして、インナーにチェックを忍ばせたダブルフェイス仕様の裏生地。
普段は見せないんです。たまに、たまたま、少しだけ見えるのがいいんです。
伝統を感じさせるチェック柄が良い遊び心となって、
冬を暖かくしてくれるかもしれませんね。
後ろ身頃のこのシンプルさ。
タートル、巻物。
プラスするインナー、小物使いがやりやすいです。
スリットは背面。
先の minaコートはカジュアルに、
このノーカラーは上品に。
カラーは新色のミドルキャメル。
人気のマシュルーム。
それから定番のブラック。
裏は王道のブラックワッチ。
LONDON Tradition No Color Coat
England
¥52,580 ( 47,800 )
そして、
ベルカルテにはじめてダッフルコートが並びました。
それは代名詞の Gloverall
重いイメージ、学生のイメージがあるでしょうか。
いえ、ブリティッシュトラッドを代表する伝統的なコートです。
ドア to ドア、車社会の福井に住んでいて、
長め、重めのコートはそんなに必要ないかもしれません。
実用性重視で見たアウターは、ショート、ミドル、軽い、扱いやすい…
こんなあたりの条件です。
結果8年間、扱うことがなく今に至りました。
ただ、アパレルファッション的な見方をすると、
こんな素敵なものは欠かせなくなるんです。
スタイルもいろいろありますが、メルトンの詰まり具合の調整によって
軽く実用的な品もたくさん出てくるようになりました。
年々の高ぶり、つい我慢できず、、
ベルカルテに迎えることになったのです。
風防。
ウッドトグル。
今回は「MONTY」
3つのトグルボタン、ゆったりとしたシルエット等、
クラシックな英国のデザインとして確立した代表的なモデルです。
耐久性はお墨付きながら、メルトン量を限界まで少なくするという日常使いにより対応させた軽さ。
暖かいまま軽快に使えるコートへ。
長く使って欲しい一着です。
ミリタリー発祥なところ、今なおこんなデザインのまま完備されています。
男心をくすぐる部分ですね。
Gloverall MONTY ダッフルコート
England
¥74,800 ( 68,000 )
あえて寒い日の外出、楽しくなってくれると嬉しいです。
それでは。
katayama
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