ミリタリーダウンで過ごす冬時間
2023.12.01Wear
12月。
日中に陽が差し込もうとも、一転陽が落ちれば底冷えする気温。
雨に混ざってみぞれが降り、時にあられが落ちてくることも。
手首足首、首と付くところをしっかり保温しながらの生活。
" 寒さと付き合う時間 " が、いつもの日常へと。
車から降りてすぐに暖房の効いた建物の中へ。
福井においての生活の中で、これが主なスタイルです。
基本、長時間寒さから守ってくれるような重衣料ではなく、軽く着脱ぎしやすいものを側に置きたい。。
できるだけ軽く、保管しやすく、それから安心する暖かさがあるものを。
第二次世界大戦下、パイロットとして活躍していた若者とその友人によって立ち上げられたミリタリーが主となるブランドがあります。
J&S FRANKLIN EQUIPMENT (J&Sフランクリンエキップメント)
実用性必須のミリタリー経験を元に開発される、シェルターやテント、キャンプ関連品、それから衣料品や装備品の数々。
これらをイギリス軍へはもちろんですが、世界各国の政府やNATOなどの機関、防衛関連の組織などへ供給をしている強者といえる方々。
一方そんなミリタリーという基礎をもとにして、民間にも本格的なファッションアイテムを製作。
今回ご紹介するダウンは、そんなブリティッシュミリタリーの得意を生かして、日常で使いやすく仕上げている特別な品物です。
スタイルはモッズコートのように後ろが長くアシンメトリーになる形状。
フロントの長さは大体膝まで。
暖かさを確保するように身体全体を包んでくれて、動きやすいように要所でディテールが工夫されているモデルです。
アウターシェルは柔らかく軽量でしなやか。
高密度で織られた撥水機能のあるリップストップポリエステルを使用しています。
内側にポーランド製の650フィルパワーのダウンが内臓。
これは言い換えると軽めの山用のダウンクラス。
街暮らしにとても向いている、とてもちょうど良い保温力があります。
膨らまないようにあえて控えめに備わっていることで、動きやすく、衣類と重ねやすいことはノンストレスです。
このポケットの位置もミリタリー特有のディテール。
フードは収納式。
頭がすっぽりとかぶれる大きなフードは、天候によって変化対応。
完全にしまうと大きな立ち襟になって、冷たい風から守ってくれます。
ジッパーを完全にあげてもスペースがあるので、巻物で調整しながら楽しむことができます。
この襟裏のフリースがいい仕事するんですよね。
肌に触れるちょっとした部分が、いざ外に出ると本当にありがたい。。
着てみるとこの優しさがよくわかると思います。
こんなワンピースと合わせると、重なり方がとてもきれいに見えます。
" 程よい中身 " のおかげで膨らみすぎないからこそ、バランスの良いスタイリングができるということです。
この格子がリップストップ。
破れにくく、ひどくなりにくい、ミリタリー特有の有能生地。
しっかりと風が入らないように。
アームをクシュっとたくし上げるのがポイント。
首、手首をしっかりカバーして、縦に柔らかく落ちるシルエットをスタイリングに生かします。
どこへお出かけしましょう。。
ガーデンスクエアの紅葉は今が見頃。
この雨でそろそろ葉が散り始め、冬景色になっていきそうな。
このダウンは本当に軽いので、特にお出かけに向いていると思います。
この格子の中に程よく650フィルパワーのダウンが内臓されています。
内側に空間を作ることができるので、より寒い時は無理なく楽に着込むことができる形。
着込まずに過ごすことができれば本当は良いんですけどね。
私はミディアムサイズを着用。
M51やN3Bなどのミリタリーコートを想う武骨さがありつつ、
すごくファッショナブルな雰囲気。それと暖かい。
暖冬、寒冬毎年波があるこの数年。
福井の生活を考えると、この軽さと中身と長さ、ラインナップにおすすめできる一枚です。
J&S FRANKLIN EQUIPMENT British Army PCS Long Parker
UK
¥71,500 (65,000)
遠く白山はもう真っ白。
この白が毎年の寒さの合図。
今年の冬も良い時間が過ぎますように。
katayama
いよいよ明日からクリスマスマーケット。
今年のクリスマスがより楽しくなるような、素敵なリースやスワッグに出会えますように。
Small Xmas Market
2023 . 12. 2(土) − 12 . 3(日)
10時から暗くなるまで
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