側に置いておきたいニットのひとつ、”ファクトリーのニット”
2023.12.08Wear
スコットランドやアイルランドから暖かウールが届く日々が続いていましたが、
なんと今年は、栃木の老舗「FACTORY」ファクトリーのニットも届いています。
今年の春からベルカルテに並び始めたファクトリーのお洋服。
冬のニットは、初お披露目です。
柔らかい色味のホワイト。
FACTORY モンゴリアンウール タートルネックセーター
Japan
¥24,200(22,000)
ベルカルテでは珍しい、ローゲージのニットです。
全体的にゆったりとしたシルエットで、ざっくりとした編み目とバルーンスリーブがかわいい。
これだけボリュームがあると、重くてもたつくのでは…?と思ってしまいそうですが、
柔らかくてふんわりと軽いモンゴリアンウールは着心地抜群で、着てみるとびっくり!
”モンゴリアンウール”
降水量の少ない乾燥した気候で、時にはマイナス40度にまで達するモンゴルで育った羊たち。
油分を含みしっとりとした質感が特徴のウール。
カシミヤと似た糸の構造をしていて、軽くて柔らかいのも特徴。
通常の羊毛と比べて細かくカールした糸は、内側により多くの空気を含むことができるので、保温性にも優れています。
あったかグッズを求めていらっしゃるみなさまと冬のニット事情をお話ししながら、
チクチクが苦手、暑くなりすぎるのが苦手、など、様々な理由で「可愛いけど着られない」というお声を聞くことも多く。。
ファクトリーのニットなら、ちょうどよく着ていただけるのでは…!と思っています。
肌触りがよく、外は寒いのに中は暑いときも活躍しそうなローゲージです。
しかも、首元もゆったり。
横に広がった見た目もかわいいデザインとなっていて、しっかり高さがあっても締め付けられることがないのが嬉しい。
カラーはホワイトとブラック、サイズは1サイズです。
このブラック、柔らかくてなんとも言えない深い色味が素敵なのです。
手染めで素材本来の風合いを損なうことなく仕上げていて、重たさを感じさせないブラック。
153cmの私でも、色のボリュームに負けることなく着やすいです。
起毛加工が施されており、見た目も暖かというこだわりもまた素敵に見えるポイント。
ライトウールのスカートと、足元はサンダースのチェルシーブーツでスッキリと。
スカーフの色で遊びながら、胸元にはダックスフンドのブローチを。
全体がゆるっとシルエットの時は、スカーフやブローチで目線を上に持っていくとバランスよくまとまります。
ニットにブローチ、スカーフ、組み合わせが楽しいですね。
さて、こちらはラグラン風のニットです。
モンゴル、バヤンホンゴル地方の極寒の中で育つヤクの毛を使用しています。
FACTORY ヤク レース柄オフタートルセーター
Japan
¥30,800(28,000)
ハサミやバリカンを使った毛刈りをせず、ヤクの毛の⽣え替わり時期にブラッシングで自然に抜ける毛だけを採取しているそう。
毛にダメージが少なく、動物にもやさしい方法です。
その原毛をモンゴルの自社工場で手作業により選別し、 丹念に整毛し、紡いで、厳選されて、、
ふっくら暖かくて毛玉になりにくいという素材に仕上げています。
ゆとりがありますが、リブでしっかりとフィットしてスッキリとしたシルエット。
どんなコーディネートでもバランスの取りやすい形です。
裾のリブを伸ばすとお尻がすっぽり。
これもまた嬉しい。
レース柄が上品で、シンプルなコーディネートでも満足な一着。
艶のあるカーキがまたいい色で。
ファクトリーの今季のカラーは、落ち着いていてシンプルにスッキリと着られるベーシックカラーが多く、
なんだかんだとやっぱりそれが嬉しかったりもします。
カラーは、カーキとグレー。
こちらもワンサイズです。
グレーはヤクの原毛のそのままの色で、特に希少価値のある色なのだとか。
どんなモフモフな子から厳選された毛なんだろう。。
思わず撫でたくなるような、柔らかなカラーです。
ブラックのパンツと合わせて足元はスニーカー、なんてコーディネートも良さそう。
ホワイトのパンツもいいですね。
程よく明るく、程よくずっしりしっとりなグレー。
冬のグレーは、とにかく万能です。
さて。
お店ではクリスマスグッズが並んだり、先週はクリスマスマーケットがあったりして、だんだん年末らしさを感じています。
師走の忙しい日々も、お休みのゆったりと過ごす日々も、心地よい装いで過ごすことができたら。
日常に嬉しいニットと共に、この冬を楽しみたいです。
yuka
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