花器と過ごすフレッシュな時間
2024.04.08Interior
先日、文殊山に登ったという母から、いろんな植物の画像が送られてきました。
ショウジョウバカマ、カタクリ、ワサビ、アズマイチゲ、コミヤマカタバミ、シュンラン、河津桜…
思いがけない春の里山風景のお裾分け。
最近なかなか散策できていないので、とても嬉しいお裾分けでした。
身近なところでは、お花屋さんがグリーンフェアを開催していたり、
園芸コーナーも賑わい始めてきたり。
植物好きの方はもちろん、初心者の方も、緑の生活を始めやすい時期でしょうか。
暮らしの中に植物があると心地よいもので、私は癒されたり元気をもらったりしています。
さて、日常にどうやって植物を取り入れようかな?というときに、
意外と手軽に楽しめるのが切花です。
一本飾るだけで、パッと明るく華やかになります。
お家の中でも季節を感じられて、次は何を飾ろうかな?なんてワクワク。
バリエーション豊かで、アレンジも楽しいです。
そして、さらに空間の雰囲気をガラリと変えてくれるのが、花器。
お花を引き立てる控えめな花器、オブジェとしてメインとなる花器…
いろいろありますが、それぞれに良さがあり、一度揃え始めるとどんどん増えてしまうアイテムでもあります。
小さめのコロンとした形が可愛く、マーブル模様がキュートなこちら。
ドイツで1990年代頃に作られた花器です。
お花がなくても、オブジェとして十分に素敵。
普段は棚にそのまま飾って、お花があるときはテーブルに、窓際に、玄関に…など、
シーンに合わせて、どんな場所でも活躍してくれそうです。
花器が華やかなので、スカビオサやリューココリーネなどの線が細いお花が似合いそう。
フランネルフラワーの優しい雰囲気もいいな。
小さめですが存在感があり、ラナンキュラスのようなボリュームがある花を一本生けてもバランス良さそうです。
向きによって、表情が変わるところもいいですね。
どこから眺めても可愛い。
Old flower base
1990's Germany
¥7,480(6,800)
同じく小さめサイズのこちら
1920年から30年代頃にフランスで作られたミルクジャグです。
まだらな釉薬が素敵。
そして経年変化による擦れ具合、かなりいい味が出ています。
直火で使用していたのか…底もいい雰囲気。
ヒビや欠けも、ポジティブな印象です。
直接水を入れて使うのは難しそうですが、水を入れた容器を中に入れて飾ると、お花もバランス良くまとまりそう。
ミニチューリップやムスカリ、スズランをギュギュッと束ねて。。
凛としたカラーも存在感があっていいな。
口が広いので、ペン立てなどに使うのもいいかもしれませんね。
Old milk jug
1920~30's France
¥6,930(6,300)
程よくマットでミントグリーンが上品なこちらは、
1960年代頃にドイツで作られた花器。
コンパクトながらも背があり、口がキュッと細いので、
一輪挿しとして使いやすいと思います。
くびれの曲線が美しく、植物も動きのあるものを選ぶと楽しいかもしれません。
利休草などの柔らかい雰囲気から、バラのような華やかな雰囲気まで、
幅広く受け止めてくれそうな包容力があります。
モカラのようなエキゾチックな雰囲気も様になりそうです。
Old flower base
1960's Germany
¥8,580(7,800)
さて、サイズ感が少し大きくなります。
1930年代頃にドイツで作られたこちらの花器。
当時の手びねりで、シンプルながらも個性豊かな形です。
口の雰囲気も愛嬌がありますね。
そして自然釉でしょうか…全体的にかかったダイナミックな緑色がなんともいい味…!
艶感が渋く、貫禄があります。
花器の迫力に負けないように、芍薬のようなエレガントな花やドウダンツツジの新緑など、
どっしり構えてここぞという大事なところに飾りたい…。
底のザラザラ感も素敵。
Old flower base
1930's East Germany
¥17,600 (16,000)
こんな形も花器に。
1878年から19世紀後半に作られたショアジールロアのスーピエールです。
スーピエールとは、フランス語でスープを入れる鍋のことで、
スープを入れて食卓で取り分ける際に使われていました。
本来は蓋付きなのですが、こちらは蓋なしのスーピエールです。
枝と葉のレリーフが上品な雰囲気で素敵です。
とてもシンプルで、いろんなアレンジが楽しめそう。
今回は、ミモザを大胆に飾ってみました。
これからだとアジサイをフサフサと飾るのもいいですね。
ラグラスや、少し先ならスモークツリーも!
フサフサが楽しい季節が続きます。
あえてクッタリとしたラインのお花も良さそう。
ドライフラワーも飾りやすそうです。
さっと中に置いてあげるだけで、よりアンティークな雰囲気に。
もちろん小物入れとしても活躍するサイズ感なので、どんな場所でもアレンジできそうですね。
Choisy le Roi ショアジールロア スーピエール
1878~19c後半 France
¥17,600(16,000)
一つあるだけで、置く場所を変えるだけで、お部屋の雰囲気が変わる花器。
お花を飾れば、よりフレッシュな気分に。
身近で季節を感じながら、心地よい毎日を過ごせますように。
yuka
category : Interior