まだまだTシャツ日和 カルテT
2024.08.19Wear
2024年1月、パリでの仕事を終えオルリー空港へ向かう朝。
トランサビア11:55発、ダブリン行きの便に乗るためバスの時間を確認。
「少し時間あるな…」
出発を控え、なぜか余裕と解釈してしまった朝。
ここまでパリ滞在3日間。
これまでにない短い滞在時間にどこか心残り、、そしてバターの香りに胃袋を掴まれるフレンチモーニング。
ふと聞こえたような気がするささやき…
「クロワッサン食べ歩き?」
そんな幻聴を鵜呑みに目ぼしいブーランジェリーを訪れ、パリジェンヌたちに混じってクロワッサンをひとつ、ショコラをひとつ。
バス停に向かいながらまた香りに釣られて次のお店へ。
さらにもう一件…
バス停に到着した時にはデッドラインギリギリの時間。
「ふぅ、間に合った…」
そう思いながらパリの窓外を眺め食する戦利品。
空港へ到着したのは11時過ぎ。
流石にやばいと駆け足してチェックインカウンターへ向かい、そこでかけられた非情の声。
「ついさっき締めきったわ、ごめんね」
国際線、しかもLCC、2時間前到着が鉄則なはずの自分ルールを破ったことの顛末。
大慌てでインフォメーションに事情を話すもどうすることもできないと言われ…
翌日は朝からダブリンでミーティング、アポイントで予定がびっしり。
ここが崩れると本当にヤバい…!スケジュール総崩れ…
真っ白な頭をなんとか切り替え慌てて変えのエアー探すも時間が全くハマらない、
今から電車でロンドンまで向かってそこから飛行機…
アムス経由、ヒースロー経由、ありとあらゆる経路を探すも…
偶然同じ便で当然の如く搭乗ゲートにいたエイメクさんチームに手段を求めるも、やはりこれ以上手が…涙
隣ではチエの蒼白した顔…もしクロワッサンを食べなかったら…もう一件行かなければ…たられば……
ここで残すは再度懇願のみ。
あれだけ断られたカウンターへ向かい、もう一度説得を試みること。
100%こちらに落ち度があるにせよ、ここは同じ人間。なんとか…!!
するとバックヤードから出てきた一人の女性(ボス)。
ここで事情を聞いたボスが状況を一変させます。
「ちょっと待ってなさい」と一言。
何が起こっているのかわからず経過5分。
人差し指で クイッ と(めちゃめちゃ格好良かったです!!)再び呼ばれ一言。
「明日の早朝便に乗せてあげるわ」
カ、カッコイイ…
きっと私は哀れに思われた日本人。
諦めず良かった涙
とここで終わりではないこの事件。
なんと乗るはずだったトランサヴィア7904便が、ダブリン天候不良のため欠航の知らせ。
乗客全員翌朝の便に変更になるという。。
つまりみんながベルカルテと同じ運命を辿るという結果に。
当然エイメクさんチームもカムバック笑
端から見れば、我々が乗れなかったから皆も道連れのような図。
逆転サヨナラ満塁ホームラン。
なんかみんなごめんね。(天気のせいだけど)
なにわともあれ臨時の宿で宴を開き
翌朝無事にダブリンへ向かうことが叶った旅話。
そんな思い出と教訓を、とこんなTシャツが出来ました。
手にはクロワッサン、飛行機には一本の手綱。
諦めきれない食欲と移動手段。
誘惑多き旅路がこんな絵になりました。
ワイドシルエットの形はゆったりと着用したい方へ。
男性女性、共に楽しめるスタイルです。
ワイドは黒のみ。
もう一つはタイトシルエット。
カルテTと言えばこの柔らかい着心地、と代名詞の混合生地。
伸縮がよくとても着心地が良いんです。
カラーは3色、オフ白、ヘザーグレー、ブラック
カルテT「トランサヴィア7904」
ワイド M,L タイト S,M
¥4,840 (4,400)
そしてもうひとつ。
カルテT「KARTE VON BERLIN」
ワイド M,L タイト S,M
¥4,840 (4,400)
オリジナルバッグでお披露目したデザインがTシャツに。
タイトシルエットはオフ白とブラックの2色。
それからワイド。
ゆったりシルエットは5分くらいの袖になるので少しロールしても可愛いですね。
ブラックともう一色はヴィンテージグレー。
9月までは薄めのデニム、秋の黒スラックスだとまた様変わりしそうです。
8月後半、まだまだ暑さが続きそうな予報。
夏から秋への入り口へ。
まだまだTシャツを楽しみたい日々です。
katayama
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