冬を粧うコーディネート
2024.11.29Wear
12月も目の前となりましたね。
皆さん、いかがお過ごしのことでしょうか。
10℃を下回る日が続く予報の今週、
うっかりコートを着忘れたり、マフラーを忘れたりすると、縮こまるような肌寒さを感じる頃となりました。
残暑から、寒さ感じる今日までがあっという間に感じられて
秋からさらに冬物へ、遅ばせながらいそいそと衣替えをした次第です。。
コートやニットを前へ前へ。
日本一の車社会と言われる福井でも、移動での時間は暖かく過ごしたいもの。
そして '' 楽 '' であることも重要なポイントですね。
今日は、そんな大人の為のリラックスした冬のスタイル、暖を取りやすいロングコートをメインにご紹介したいと思います。
まずは、羽織るだけで様になる、pubのコートを主役にしたスタイルから。
「自然や自分のライフスタイルを大切にする女性」をイメージとした
着心地の良さにこだわり、独特なパターン技法で、丁寧な物作りをされているpub(ピューブ)。
ドロップショルダーのストンと落ちる肩のラインが、女性らしいコート。
カーディガンのような気軽さで羽織れる、軽量な一枚です。
生地は、ウール100%。
その生地の柔らかさとしなやかさは体に沿うよう。
カラーは、ネイビーにブラックが混ざったような、上品な色味です。
厚着しても着膨れしない、ゆったりとした身幅、太めの袖幅も嬉しく、
着丈も長めなので暖かい。
どの箇所から見てもゆったりと「余裕」を感じさせる作り、雰囲気が良いです。
後ろ姿も美しい。
インに忍ばせたニットは、FACTORYのもの。
モンゴルに糸づくりを行う紡績工場を設立するなど、素材づくりにこだわるFACTRY(ファクトリー)。
−40度の寒さにもなる、過酷な地で生きる動物たちの毛は、油分をたっぷりと含んだしっとりとした肌触り。滑らかな質感。
そんなモンゴルの地で育ったヤクやキャメルなど、動物の原始的な気持ちよさを余すところなく服の素材へ。
「素材の気持ちよさは、着る人にも心地よい」
時間や手間も惜しまず作り上げる、こだわりのつまった国内ブランドです。
モンゴル、バヤンホンゴル地方の極寒の中で育ったヤクの毛を使用した、ワイドセーター。
ボトルネックのような襟元と、幅広めの裾のリブが上品な印象の一枚です。
ドロップショルダーのゆったりとした作りが着やすく
さらにインにも重ね着が出来そう。
サイドスリットの入ったショート丈の作りはボトムスを選ばず、合わせやすいデザイン。
太めのパンツにはもちろん、スカートにも相性が良さそうです。
100㎏の原毛からわずか20㎏しか採れない、希少なヤク100%。
それも、ハサミやバリカンを使わず、毛の⽣え替わり時期に自然と抜け落ちる毛のみを採取
毛にダメージが少なく、動物にもやさしい方法を採用しているのだとか。。
ふわっと柔らかく、暖かい。
そしてとても軽量。
チクチクもしにくく、毛玉にもなりにくい、ありがたい素材です。
合わせたパンツも、factory。
綿50%、ウール50%のリラックスパンツです。
リラックスパンツと言ってもゆったり過ぎず、裾にかけてストンと落ちるきれいなシルエット。
股下が深く、サルエルパンツのような作りでありながら、
お尻はもたつかず、スッキリとした印象。
チクチク感はなく、するりと履けて合わせやすい。
お仕事にも便利な一本となりそうです。
重くなりがちなダークトーンも、きれい目なスタイルも、小物で外して楽しみたいですね。
Coat / pub
Japan
¥68,200(62,000)
Knit / FACTORY
Japan
¥25,300(23,000)
Pants / FACTORY
Japan
¥26,400(24,000)
続いては、YARMO定番のラボコートスタイル。
ラボコートとはその名の通り、研究所や実験室などで使われる白衣をベースに作られたもの。
100年の歴史を持つイギリスのファクトリー、YARMO(ヤーモ)が得意とするワークテイストに
中綿入りのキルティングが施された、ワーク、ヤーモ好きには堪らない一枚です。
表地は、洗いのかかったコットン100%のキャンバス生地。
フレンチワークを代表する素材、ブラックシャンブレーのコートを着古したような
ありそうでない生地感です。
裏地には嬉しい、中綿入り。
キルティングのコートやジャケット、というと表地にキルトを施すものが多い中、裏地にキルトを施したこのコート。
ポリエステル100%のキルトになっていることで、長さがあっても驚くほど軽く、そして暖かい。
また、ポリエステル生地のすべりの良さが
ニットなどをきるときもするりと着やすく、脱着しやすいです。
形は、裾に向かって自然と広がるAラインシルエット。
スカートやワンピースにはもちろん、パンツスタイルにも。
ゆったりとした身幅がニットやジャケットなどを着ていても、
かさばることなく楽に羽織ることが出来そうな形です。
小さく控えめに付いた襟がまた可愛らしい。
インには、こちらもファンの多いHONNETEを。
フランスはトゥールズ地方に、1954年に創業したファクトリーのオリジナルレーベルである HONNETE(オネット)。
アイリッシュリネンや英国老舗メーカーの素材など、
上質な素材を使用したコレクションを、縫製技術の高いポーランドの工場にて主に生産しているテキスタイルメーカーです。
前回に引き続き、人気だったウールシャツを、再びオーダー。
インして着ていたシャツは、実はロング丈。その名もビックシャツ。
前後で長さのある、ビンテージのグランドファーザーシャツのような作りです。
室内や、少しの肌寒さなら羽織のようにも。
身幅もゆとりのある作りで、インにニットなども仕込めそうです。
素材は、ウール100%。
モノトーンの千鳥格子がウールになると、きりっとした表情です。
ボトムスにも同素材のスカートを。
これがまたスカートなのに暖かいのです。。
こちらにはオレンジのアルパカマフラーを。
Coat / YARMO
England
¥63,800(58,000)
Shirts / HONNETE
France
¥33,000(30,000)
Skirt / HONNETE
France
¥30,800(28,000)
続いても、HONNETEのバルマカンコートを主役に。
たっぷりと生地量がとられた贅沢なコート。
やや短めに、スッキリと作られた絶妙なバランスがさすがのオネット。
ゆかさんもこの表情!
お気に入りの様子。。。
表地は、ウール100%。
裏地は、ポリエステル100%。
洗いをかけたウール素材はかしこまりすぎず、
カジュアルにも合わせやすそうな一着。
ですが、トップボタン以外は表に出ない比翼仕立てになっていることで
スッキリとシンプルに、どんなスタイルにも合わせやすくもありそうです。
力の抜けたドロップショルダーが良い雰囲気。
インには、アイルランドで久しぶりにオーダーした、アランセーターを。
アイルランド西海岸、ワイルド アトランティック ウェイより届くMOCCONNELL(マコネル)のニットウエア。
アイルランドやスコットランドなどの上質なウールを使用した、伝統と職人技に重点を置きながらも、
今着たいと思える、ぬくもりのあるデザイン人気のブランドです。
丈短めの着丈が、スッキリ着やすいニット。
締めつけが苦手な方にもおすすしたい、折り返さないネック。
ドロップショルダーのリラックスフィット、手首にかけてテーパードするきれいな形です。
ドネガルヤーンならではの、毛糸に点々と混ざるネップと
現代的なアラン織りが魅力のニット。
裾は、ボックスシルエットですっきりと。
ボトムスに、インする・しないを悩まない丈感が合わせやすい一枚です。
パンツは最初にご紹介した、FACTORYの色違いのホワイト。
色が違うだけで印象がガラリと変わり、グレーの杢感もあるような
白すぎない一本。
コート下から覗く白も良いですね。
Coat / HONNETE
France
¥66,000(6,0000)
Knit / MCCONNELL
Ireland
¥30,800(28,000)
Pants / FACTORY
Japan
¥26,400(24,000)
それからメンズは、
英国ダッフルコートの代名詞である GLOVERALL(グローバーオール)のMONTYを主役にした
ブラウンコーディネート。
第二次世界大戦で、イギリス海軍によって使用されたダッフルコート「MONTY」。
当時、ダッフルコートを愛用していた英国陸軍のモンゴメリー元帥の愛称から名付けられたモデルです。
ダッフルと言うと、目の詰まったウールが重く、扱いづらい印象ありませんか?
質実剛健で重量があるものが原点、だったとすると
「MONTY」は、より着やすくアレンジされたものと言えそうです。
木製のトグルとジュートのループは、グローブを付けたままでも着脱が出来るよう考えられた作り。
フードのスナップも、フードを被ったままサイズ調整ができるように作られています。
コート内側につけられたベルトは、デッキ上で作業する際、
風で裾がバタつかないように考慮されたもの。
使わずとも嬉しい作りです。
軽量で柔らかなウールが着やすく、保温力も兼ね備えた
長く愛用できる一着。
利便性が重視された作りでも、軍使用の名残りが垣間見れるこだわりの一着です。
メンズサイズのみのご用意、
羨ましいです。。。
インには、
Fisherman of Ireland のボトルネックニットを。
現地で一目惚れをしたメンズニット、ショルダーからネックまで一体となった作りが美しく
タートルの苦手な男性の方にも、初めての方にもきっと着やすい短めの丈感です。
サイズは、Lサイズ。
素材もチクチク感のない、ウール。
特別な贈り物にも素敵ですね。
ローファーもブラウンで。
トーンを統一しながら、オールドデニムを挟むことでワントーンの重すぎないスタイルに。
Coat / GLOVERALL
England
¥74,800(68,000)
Knit / Fisherman of Ireland
Ireland
¥36,080(32,800)
Denim / Old Levi's
¥10,780(9,800)
Shoes / ARTESANOS
Spain
24,200(22,000)
ニットにダッフル、寒波に負けない冬のスタイルです。
こちらも、GLOVERALLのもの。
モッズコートのようなパーカーが、新たにラインナップしました。
素材は、雨も風も通さないミラレーン社のワックスコットン。
撥水性、防風性に優れるのはもちろんのこと、ベタつきも気にならなそうなドライな質感です。
大きめのフードには風で飛ばされぬよう、後頭部でアジャストができる仕様。
チラリと見える赤チェック。
これは、取り外し可能なメルトン地のライナー。
風水を通さないからこそ、この位の薄さで暖かさを保てる保温性があると言うのも嬉しいですね。
インには、スコットランドの老舗のWILLIAM LOCKIE(ウィリアムロッキー)ラムズウールを。
寒さを感じるとまず、と手に取ってしまうこのニットの良さは、
モコモコにならず薄手でしっかり暖かいということ。
チクチク感も無く、毛玉にもならないので扱いやすい。
レディースから、メンズサイズまであります。
オーナーは、40のサイズを。
重ね着をしてぴったりのサイズ感も良し、
あえてオーバーに着たいと言う声も多いニットです。
ボトムスは、RINENのコーデュロイパンツを。
見た目にも暖かそうですが、凸と凹の作りが空気の層を作ってくれるので
空気を逃しにくく暖かいコーデュロイ、この時期履きたくなりますね。
白、と言うよりはアイボリーよりの淡い色味が合わせやすい一本。
サイズは、2を着用。
女性の方が大きめに履いても可愛いです。
Coat / GLOVERALL
¥143,000(130,000)
Knit / WILLIAM LOCKIE
Scotland
¥25,080(22,800)
Pants / RINEN
Japan
¥18,700(17,000)
それから、昨年好評だったJ&S FRANKLIN EQUIPMENT(ジェイアンドエス フランクリン イクウィップメント)
のダウンが、今年も到着。
PCS (Personal Clothing System)と呼ばれる、英国軍を代表するレイヤリングシステムの寒冷地向けのジャケットをデザインソースにしたロングジャケットです。
オリジナルのジャケットは中綿仕様ですが、こちらはポーランド産の650FPダウンを搭載、
真冬でも着用できる暖かさです。
身につける度に驚く圧倒的な軽さと、
ボリューム感も控えめのすっきりとしたルックスが、タウンユースにスタイリングしやすく
気脱ぎのストレスとも無縁となりそうです。
頭をすっぽり覆う大きめのフードは、折り畳んで首元に収められる仕様になってます。
外時間の多い方、おすすめの一着です。
インには、ダッフルコートにも着た Fisherman of Ireland の色違いボトルネックニットを。
ややきちんとした表情がこちらは出るでしょうか。。
こちらもサイズは、Lサイズです。
ボトムは、オールドのREDCAPのワークパンツを。
細く裾に変えてレイヤードした、スタリングしやすい一本。
Coat / J&S FRANKLIN EQUIPMENT
Poland
¥81,400(78,000)
Knit / Fisherman on Ireland
Ireland
¥36,080(32,800)
Pants / Old REDCAP
USA
¥8,580(7,800)
あれもこれもとレイヤードしていくのが楽しい季節。
寒さを逆手に取って今しかできないスタイルを楽しみながら
過ごしていきたいですね。
chie
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12月1日(日)
10:00〜15:00ころまで
category : Wear